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教えてください 「二列か三列の・・・」「顔を出す」

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Auteur Message
eve
Modérateur


Inscrit le: 20 Sep 2003
Messages: 2449
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Pays, Ville: Tokyo

MessagePosté le: 07 Sep 2004 22:04    Sujet du message: 教えてください 「二列か三列の・・・」「顔を出す」

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皆さん こんにちは。
今日は翻訳をやって、意味のよくわからない表現にぶつかったのです。
誰かわかる方、意味を説明してくれませんか。

まずちょっと細かいことかもしれませんが「その火山灰は西の二列か三列の石英粗面岩がやっとしずまったところではありましたが(略)」
「石英粗面岩」というのは石類だが、「二列か三列」とはこのコンテクストですとどういう意味かよくわかりません。 Sad どんな「列」なんでしょうか?層という意味でしょうか。

そして、少し関係ありませんが「顔を出す」という表現は生命のないものにでも使えますか?同じ文章の中ではそのように使われていますがそれは普通ですか、それとも作家のスタイルですか。


よろしくお願いいたします。 courbette
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NASH
Ceinture Bleue
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Inscrit le: 18 Mai 2004
Messages: 32
Points: 424
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MessagePosté le: 08 Sep 2004 13:08    Sujet du message: たぶん...

 Note du Post : 4.5   Nombre d'avis : 2
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eveさん、こんにちは。
翻訳でお困りとのこと、私の書き込みが少しでもお役に立てばと思います。

eveさん a écrit:
「その火山灰は西の二列か三列の石英粗面岩がやっとしずまったところではありましたが(略)」
「石英粗面岩」というのは石類だが、「二列か三列」とはこのコンテクストですとどういう意味かよくわかりません。 Sad どんな「列」なんでしょうか?層という意味でしょうか。

私も意味がよくわからなかったので、前後の文章を読めば何かヒントがあるかもしれないと思い、
引用されていた文章をgoogleで検索してみました。
すると、宮沢賢治の「イギリス海岸」というお話だとわかり、
引用された文章には「...石英粗面岩の火山が...」と
赤色で示した部分が抜けていたことがわかりました。
それでどんな列なのかと言いますと、山の列なり(連なり)、
言い換えますと山の列がいくつか並んでいる状態なのだと思います。

eveさん a écrit:
そして、少し関係ありませんが「顔を出す」という表現は生命のないものにでも使えますか?同じ文章の中ではそのように使われていますがそれは普通ですか、それとも作家のスタイルですか。

「顔を出す」という表現は生命のないものにでも使えます。
例えば「雲の切れ間から太陽が顔を出した」というように使います。
ご存じかもしれませんが、文法用語では「擬人法」といいます。
手元の広辞苑(第5版)で調べてみると、下記のように載っていました。
「[擬人法](personification)修辞法の一。人でないものを人に見立てて表現する技法。活喩法。「海は招く」の類。」
私は作家のスタイルというよりは、普通に使う言い方だと思います。

ご参考までに、私がgoogleで調べた「イギリス海岸」のテキストが載っていたページを紹介しておきます。
(eveさん以外の方はご必要かもしれませんので)
「宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス」というHPのメールマガジン
「宮沢賢治 Kenji Review」のバックナンバーをご覧ください。
第254号 「イギリス海岸」(1)
第255号 「イギリス海岸」(2)
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Bluemonday
4eme Dan
4eme Dan


Inscrit le: 23 Mar 2004
Messages: 394
Points: 10765
Pays, Ville: Nishinomiya, Hyogo, Japan

MessagePosté le: 08 Sep 2004 18:14    Sujet du message: Re: たぶん...

 Note du Post : 5   Nombre d'avis : 1
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こんにちは。
NASHさんの見解に私なりの付け加えを少しさせてください。

NASH a écrit:

それでどんな列なのかと言いますと、山の列なり(連なり)、言い換えますと山の列がいくつか並んでいる状態なのだと思います。


宮沢賢治の『イギリス海岸』は、彼が生地の岩手県の花巻農学校で教諭として地学の実習をした時の話ですが、まとまった形の本文がここにあります。
質問の箇所は12段落目です。

Citation:
そうして見ますと、第三紀の終り頃、それは或は今から五六十万年或は百万年を数えるかも知れません、その頃今の北上の平原にあたる処は、細長い入海か鹹湖で、その水は割合浅く、何万年の永い間には処々水面から顔を出したり又引っ込んだり、火山灰や粘土が上に積ったり又それが削られたりしていたのです。その粘土は西と東の山地から、川が運んで流し込んだのでした。その火山灰は西の二列か三列の石英粗面岩の火山が、やっとしずまった処ではありましたが、やっぱり時々噴火をやったり爆発をしたりしていましたので、そこから降って来たのでした。


NASHさんがおっしゃったように、列は山の連なりのことですが、火山については専門用語で火山帯(=火山の連なり)というそうです。フランス語ではzone volcaniqueとなるそうです。作品の舞台となった北上山地の火山帯の分布図はここです。
このイギリス海岸はイギリスのドーバー海峡の白い岸壁 (White Cliffs of Dover)から名付けられたそうですが、実際のイギリス海岸を見ると、白い岩の地質が似ているというのはわかるとはいえ、個人的には映画の「Quadrophenia」のラストで主人公のモッズ少年がヴェスパに乗ってダイブするイメージがあったりするので、宮沢賢治の水平なドーバーであるイギリス海岸をとても奇妙に思います。

NASH a écrit:

「顔を出す」という表現は生命のないものにでも使えます。
例えば「雲の切れ間から太陽が顔を出した」というように使います。
ご存じかもしれませんが、文法用語では「擬人法」といいます。
手元の広辞苑(第5版)で調べてみると、下記のように載っていました。
「[擬人法](personification)修辞法の一。人でないものを人に見立てて表現する技法。活喩法。「海は招く」の類。」
私は作家のスタイルというよりは、普通に使う言い方だと思います。

「顔を出す」の意味は主語が人間の場合、出席するとか挨拶をしに来るの意味ですが、他のものが主語の時は姿を見せるとか表面が現れるという意味です。NASHさんのおっしゃるとおり、「顔」は人間の顔のことなのでその点では擬人法と言えますが、「顔を出す」という表現自体はむしろ慣用句であって、このような体の一部を使った慣用句は日本語に山ほどあります。(「顔がきく」「顔を立てる」「顔が広い」「顔を貸す」「顔が揃う」「顔から火が出る」etc)
こういった慣用句は作家だけでなく、日常生活で日本人は普段よく使います。別に賢く見えるとかということではなく幅広い年代の知識層から不良グループまでみんなが使います。一方NASHさんが説明してくださった擬人法は、日常会話よりも小説や歌などの中で叙情的な表現として使われるのが普通だと思います。例えば、例文の「海を招く」は確かにきれいな表現ですが日常会話に適しているとは言えません。
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eve
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Inscrit le: 20 Sep 2003
Messages: 2449
Points: 26658
Pays, Ville: Tokyo

MessagePosté le: 08 Sep 2004 21:45    Sujet du message:

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NASHさん Bluemondayさん お返事ありがとうございました。

文章を間違えてすみませんでした。こんな間違いしたら意味なくなっちゃうのに Embarassed Embarassed でもよくわかりましたね。(あ、バレた!と思ったぐらい Smile

山の並んでいるところか。「山脈」みたいことですね。わかりました。そういえばそうですね、難しくないですね、なぜか初めて呼んだ時ぴんと来なかったんです。


Citation:
このイギリス海岸はイギリスのドーバー海峡の白い岸壁 (White Cliffs of Dover)から名付けられたそうですが、実際のイギリス海岸を見ると、白い岩の地質が似ているというのはわかるとはいえ、個人的には映画の「Quadrophenia」のラストで主人公のモッズ少年がヴェスパに乗ってダイブするイメージがあったりするので、宮沢賢治の水平なドーバーであるイギリス海岸をとても奇妙に思います。


そうですね。やっぱり現場に行ってみるとそんなにイギリスの岸に見えない、と個人的に思いました。しかし現在の「イギリス海岸」は宮沢の時代とちがって、こんな感じです:
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/1747/hanamaki/P8200014.JPG

でも水が少ない時はこんなふうになるらしい:

これでしたら、化石が集めそうですね。残念ながら、そんなようになるのは今は珍しいらしい。 Sad
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NASH
Ceinture Bleue
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Inscrit le: 18 Mai 2004
Messages: 32
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Pays, Ville: Osaka, Japon

MessagePosté le: 12 Sep 2004 14:53    Sujet du message: eveさん、ぶるーさん、すみません

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こんにちは。
Bluemondayさん、ご指摘ありがとうございました。
よくよく考えてみると確かに擬人法ではありませんね...。
それに火山帯とかも、そういえばそんな言葉がありました!などと
後から後からボロが出てきます...。 Embarassed
eveさん、調査不足で書き込んでしまって、ごめんなさい。

ドーバーの白い岸壁を見て、宮沢賢治の言うところの「イギリス海岸」を見たら、
私ならきっと「イギリス海岸」という発想はできないだろうなあと思いました。
今では化石を発見することはあまりないんですか...。
それは残念ですね。
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