[sukiyanen]

フォーラムの皆さん、はじめまして、数日前FORUM JAPONに登録しましたフランスの「スキやねん」でふ~~ (ちなみに、日本語で書くと、僕の選んだニックネームはどれだけかっこう悪いか分かっちゃうわ。まぁいいや。）

あれを聞きたい、これを話したいってんのが特になくて、ただ単に４月から国に帰っている僕は日本のことが恋しいって言いたいだけですけどね~。

まぁでも、せっかくのスレッドだから、一つのトピックをあげさせて頂いてしまいましょう。

この前まで勤めていたフランスの会社の東京支社で営業課長をやっていて、お客さんと飲む機械が当然多々ありました。飲むというと、レストランで食事をして、短時間でお酒の相当な量を飲というまでもなく、充分に飲んでいると、女の子がいなきゃさみしいなぁってお客さんが言い出すパタンが多い。こちがどんなにスナックに行きたくなくても、ちゃんとした営業マンならそこでお客さんと別れるわけにいかないに決まっているでしょうね。と、みんなでお客さんのお気に入りのお店へ出発です。
着くと、入るお店のママさんが笑顔で僕たちを歓迎してくれます。「タケちゃん、最近あんまり顔を出してくれないね。もしかして違うお店と浮気しちゃってんじゃないの」みたいなことをとママさんがよく言って、一つの空いたテーブルに案内してくれます。
みんなが座って２０分置きに交代で変わる若い女の子が付きます。水割りのウイキーを入れてもらって、そして座ってきた女の子との何の刺激もない会話がスタート。こちは帰りてぇなぁ、明日早起きやしなって思いながらも、楽しい振りをずっとせざるをえない。しかも、お客さんが満足してお店を出るまで大体１時間半か２時間もかかりますよ。

正直いって、初めて日本に来てから６０回ぐらいスナックに行かされた中で、本当に楽しめたのは１回に過ぎません（新しい経験のせいか、一回目は楽しい、やっぱり）。もちろん、接待を受ける方（つまりお客さん）さえ楽しくやってんだったらいいでしょうけども。ああいうお店に行くのは悪いとは思わないけど、どう見てもスナックの面白さはどこにあるか、フランス人の僕には理解できないな。
又、バブル経済が弾けて、日本の企業の経費がシビアに管理される様になってから、どのようにしてそんなに多くのサラリーマンがまだ倒産せず数多く残っているスナックに行き続けられるかもよくわかりませんけど。

ダーカーラー、スナック経験ありのみなさん（そうではない方もどうぞ）にお聞きしますけど、サラリーマンにとってはスナックの面白さってイッタイどこにあると思われます？

よろしくお願いします~~

Sukiyanen

[Flo]

sukiyanenさん、どうも。
確かに、日本語フォーラムになると、すきやねんという名前はかなり格好悪いっすね！

僕も基本的にああいう居酒屋系の場所が嫌いんですけど、それは僕はつまらない男だからです。
仕事で僕もスナックに何度も連れて行かれて、10分経つと「おい！帰らせてくれぇ！」と思っていました。
女の子たちにも悪いけど、話してくれるものは面白くなくて、大体「外人尋問」にとどまっていました（納豆すき？刺身食べられる？箸上手！すごい！など）。

まあ、僕はお家に帰ったら楽しいことがたくさんありますから、つまらなく感じるのかもしれません。愛する婚約者、本、ゲームなど、プライベートでやりたいものが数えられないほどあるのです。
でも、普通のサラリーマンだと、結局お家に帰ってもすることがないし、奥さんが後ろでうるさいしね。。。 (Blueさんに怒られるのかもね！笑）
だからスナックなどを好んでいるのではないでしょうか。

[megu]

[NASH]

こんにちは。
「スナックはあまり楽しくない」というご意見ばかりですね。
と、かく言う私も「楽しくない」と思っているのでした。
ですから皆さんのご意見に頷くばかりです。
（と言っても、私の場合は、ほんの数回、
接待ではなくて職場の飲み会で行ったのですが）

お酒が好きな方は楽しいのかもしれませんが、
お酒があまり好きでない者にはそんなに楽しい場所ではありませんね。
ひたすらお付き合いで行くという感じです。

会社関係でお酒を飲む席を設ける場合、
接待する側がたいへん気を遣うと思いますが、
スナック等のお姉さん方がいらっしゃるお店に行きさえすれば、
気を遣う役割をお姉さん方にも担ってもらえるので、
自分たちの負担を減らせるという意味もあるのではないかと思います。
（そのかわりお金の負担は増えますが）

[Bluemonday]

sukiyanenさん、はじめまして。
フォーラムジャポンへようこそ。

スナックは日本の風俗文化の良き一例です。
むかし（おそらく江戸時代から第二次大戦まで）のいわゆる「お茶屋」からその歴史は始まっているようです。
参考リンク：
http://www.onozomi.com/kaiwa/yamagishi01.html
「スナック」の名称自体は第二次大戦後から生まれ、高度経済成長期をピークに、日本の経済社会を影でで支える存在でした。
近年のスナックは皆さんの言うように、質がどんどん悪化しているかもしれません。
でも、もともとスナックにはいろんなスタイルの店があったと思います。
いわゆる、「きゃあ」とか「あら～」とか「やだ～」とかという頭のてっぺんから声を出して笑う「騒がしい女」（村上龍的表現 ）のイメージが定着してきたのは、やはりバブルと関係あるでしょうね。
つまり、若い女の子達がこの種の職業に何ら本質的なものを求めず、ただ割りのいいバイトとして「学生ホステス」を親に内緒でやったりして、その金で海外に行ったり、シャネル、ヴィトン、カルティエなんかのブランドを買う足しにしたり、つまり割り切って働いているのです。だから、彼女達に1～2時間付き合って、高いお酒を飲まされ、しかも上司と一緒だと気を使わされ・・・と若いサラリーマンにとってスナック接待は退屈この上ない、時間とお金の無駄だと思います。
また、お酒が飲めればいいか、というとそうでもなく、スナックはまず「騒々しい」場所ですから、お酒を味わうことは不可能だし、第一置いているお酒は翌日二日酔いになるような銘柄ばかりです。本当にお酒が好きなら、知ってる人のスナック（つまり、良いスナック）でボトルキープするとか、あるいはバーに行くことです。
海外でバーというと騒がしいパブ風のバーと落ち着いた静かなバーと区別がないかもしれないですが、日本ではバーというと、バーテンダーがいて、ジャズとかが流れていて、男同士あるいは静かな大人の恋人同士、または一人で飲んで、バーテンダーやマスターと時々言葉を交わしたりと、そういう雰囲気のバーが伝統的に主流です。
まあ、しかし最近はいろんなバーが増えて、アイリッシュ・パブのようなところで大きなスクリーンでサッカー中継が見れるところや、外人がたくさんいてそれを目当てに来る若い日本人がたむろするものまでいろいろあるので、一概には言えません。


本題のスナックに戻りましょう。
スナックとは、「バー＋女（同伴人）」です。
スナックの良し悪しはママさん（女主人）あるいはオーナー（男女問わず）次第だと思います。ママさんがしっかりした人なら、くだらない女の子を雇わないと思います。店の評判が落ちるからです。
では、「良い女の子とは何か？」というと次の３点です。
１．きれいであること。（美人もしくはかわいい女性で、年齢は特に関係ない。）
２．頭がよいこと。（学歴ではなく、話術が上手である。）
３．気配りができること。
男性がスナックに来る理由は、やはり非日常性的出会いやストーリーを求めるためです。
そこには、家庭の事情や、仕事のストレス、メンタル・フィジカルの問題などいろいろあるでしょう。
そこで、その客が何を求めいるか、きちんと読めるのがプロのホステスです。
それには、そのホステス自身が人間的深みや、おそらく多くの男性が求める母性愛的愛情を身体的コンタクトだけに頼らず、会話の中にそれを織り込んで、雰囲気を楽しませる技術が必要不可欠です。その中でお酒や音楽、その他のきれいなホステスさんは補助的な役割をするだけです。たとえばデートで夜景のきれいなところをドライブするように。

きれいなもの見ること、体を温めるくれるお酒、聞き上手な笑顔のホステス、この三位一体が男を癒す、つまりこの「癒し」の行為が一種のＴｈéｒａｐｉｅとなるわけです。
そして、お店を出るとき、「今日は楽しかった。」「いい話がきけた。」「また来るよ。」とホステスやママさんに言う、それがスナックの面白さではないでしょうか。

しかしながら、残念なことに、近年はその「癒し」の部分が軽視されています。
そして、カラオケ、バカ騒ぎ、女の子への性的いやがらせ、急性アルコール中毒、など補助的役割を担うべきものが表に出て、会話が全くない、そういうレベルの低い風俗遊びが目立ちすぎているようです。学生コンパの乗りで社会人になるという恥ずかしさに無知な人もあれば、自分勝手で横柄な上司、風俗業の「い・ろ・は」も知らない、コギャルの出来損ないのような不細工で黄色い声をあげている女の子たち・・・たしかに、そんなスナックには何の面白みもないでしょうね。
日本でスナックに行く機会があるならば、遊び上手な日本人と知り合えればいい店を紹介してもらえるかもしれません。

Bonne chance

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